鳥巻メモ

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ボイストーン


最近、コピーライターの眞木準さんが編集された
「ひとつ上の」シリーズを、続けて読んでいる。


現在は「ひとつ上のプレゼン。」を読んでいる。


その中で、杉山恒太郎さん(電通)へのインタビュー記事が
興味深かった。


電通の実態を知らない当方にとって、
同社は、得体のしれない、フィクション的存在であった。


巨大な権力がバックにあるとか、日本を陰で動かしているとか、
まぁ、そんな類いだ。


だが、本書で、杉山さんが、
日韓共催のワールドカップや、愛知万博誘致のプレゼンを
仕切ったハナシを読んで、同社の印象が、やや変わった。
(具体的なことで、世の中、動いているのね)



、、、えーと、じつは、そんなことを、書くつもりじゃなかった。
声のハナシを書きたかったのだ。


本書によると、杉山さんは、ワールドカップ招致のプレゼンにあたって、
プレゼン専門のコンサルティングを雇ったそうだ。
2000年のオリンピック開催地は、
当初、北京が優勢であったが、シドニーがプレゼンで大逆転した。
そのコンサルティングを担当したのが、同集団らしい。


で、同集団からは、

「プレゼンで大事なのは、それぞれの人間のボイストーンだ」
「一番説得力のあるボイストーンを、それぞれの人が見つけなさい」
「内容じゃない、ボイストーンだ」とまで、言われたという。


声を作ることじゃなくて、自分の中で見つけるのが、
このハナシのポイントなんだナ。


なんだか、ハナシが、でかくなっちまったなぁ、、、。