ずいぶん前に、区で、外国の人に日本語を教える
ボランティアをやったことがある。
これを、やってよかったのは、
外国の人に対する恐怖感のようなものが、なくなった
ことだと思う。
なにせ、それまで、外国人といえば、
ふだんは景色のように、ぼんやりした存在なのだが、
道を聞かれると、急に迫ってくる、恐い存在だった。
もうひとつ、外国の人に意味を伝えるのは、
ハナシ言葉だけに頼るのでなく、筆談や、身振りを工夫することで、
かなりカヴァーできることが分かった。
そう考えると、外国語を過剰に学びたがるのは、
話せば、すべて伝わるという幻想から来ているかも知れない。
(日本人同士でも、すべて伝わらないのにネ)