鳥巻メモ

https://tsurumaki-office.com/

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2つの自主行動計画

政府は、工場等の電気の大口利用者を対象に、 電力使用に、制限をかける方針。 具体的には、 電気や自動車に関しては経産省が、 鉄道や物流に関しては国土交通省が、 各業界団体に自主行動計画の策定を要請する。 (昨日の日経新聞のリライト) 自主行動計画…

印刷用紙の需給の激減

今回の震災により、 東北地方の多数の製紙工場が被災した。 もともと、 パソコンやスマートフォンの普及により、 印刷用紙の需要は減少傾向にあるが、 さらに、震災後、 「新聞1部あたりの折り込みチラシは、 それまでの1日平均17枚から 地震直後に1〜2…

ほぼ1.6%

福島第一原発の発電量を、 もし石油で、まかなうとしたら、 温室効果ガスの排出量は、 2100万トン増える計算になるらしい。 この数字は、 京都議定書削減約束の基準年となる1990年の 温室効果ガスの排出量の1.8%に、相当するわけで。 (他国より、温室効果…

東京電力、火力増設

政府と東京電力は、 今冬(今年の12月以降の冬)の 計画停電を回避する対策を打ち出した。 東日本大震災により、東京電力の供給能力は大幅に低下した。 24日時点の供給能力は、3850万キロワット。 政府は、ロシア、オーストラリア、中東諸国からの 液化天然…

石油の値上がりの影響について

石油の値段が上がっている。 では、値上がり分は、誰が受け取るのか。 それは、産油国の王朝周辺や、 世界的な量的緩和を背景に、お金を運用している 投資家たちに違いない。 一方、値上がり分は、誰が支払うのか。 それは、ガソリンや石油製品を使わなけれ…

Dancing Queen

エネルギー白書

参考までに、 「エネルギー白書 2010」(経済産業省)を読む。 白書を読むのは、初めてである。 本書は、 価値判断を加えて、書かれてはいない。 その変わり、 編集により、昨今のエネルギーの傾向を、 知ることが出来る。 その大きな特徴は、 再生可能エネ…

日銀の復興債の引き受けに否定的

戦後の復興債は、日銀が直接引き受けた。 既に発行されている(企業や家計にあるお金)を 利用するのではなく、 新しいお金をジャブジャブと流通させたため、 戦後の数年間は、たいへんなインフレになった。 そのことが頭にあるものだから、 与謝野経財相が…

you`ve got a friend

明治の国語と、目と声のことば

国語科というのは、 明治に入り、しばらくしてから、 取り入れられた。 ただ、当初は、 何を教えて良いのか分からず、 祝詞(のりと)が教えられたそうである。 正岡子規は、 教えている人は、神主(かんぬし)だと思っていたほどだ。 「この国のかたち」(…

中世の文章語

上代の単純な社会では、 「めしは?」「食べた」のように、 ただ生活の用を足せば良かった。 こういう社会の中では、 文章は生まれない。 しかし、京都には遊民貴族がおり、 その中から「源氏物語」をはじめとする 王朝文学が生まれた。 庶民から成り上がっ…

商品経済と、ことば

たとえば、 自給自足的な生活を送っているホジュン族などは、 400語程度の単語で生活をしていたという。 だが、商品経済が発達すると、 抽象的な概念が必要になり、言葉の数がグンと増える。 たとえば、自給自足の経済なら、 木炭でありさえすれば良い。 …

メマリーとレミニール

日本では、 いままで、アルツハイマーの進行を止める薬は、 アリセプトしか、許認可されていなかった。 だが、今月下旬から、 メマリーとレミニールの2種類が加わる。 ひとくちにアルツハイマーといっても、 人により個人差があるので、 3種類あれば、 本…

司馬遼太郎と江戸の経世家

夏目漱石、司馬遼太郎は、 すごい人だと確信している。 漱石の感想は、さておき、 司馬さんが多くの読者を得ているのは、 史実の正確さにあるのではなく、 その物事の見方にあるのだと思う。 一時期、江戸時代の経世家の本を集中して 読んだことがある。 い…

将棋盤を180度回転する

こうみえても、将棋が好きである。 ただ、強くはない。 しかし、身内は、もっと弱い。 最初は負けてやろうと思っても、 やはり、負けると悔しいので、本気になってしまう。 なるほどなぁ、と思ったことがある。 相手の分が悪くなったとき、 将棋盤を180度、…

夏なんです

インフレについて

原材料が高くなる、 ということは、 資源の少ない日本から、 資源のある国にお金が移動する、 と言ってしまうと、やや抽象的なので、 もう少し、規模を小さくしてみると、 会社は原材料の高騰分を、 自社の作るモノの値段に転嫁するか、 あるいは、自社の流…

いつの間にか公約が変わっているという

管首相が、 鳩山前首相の在任期間を抜いたそうである。 今月の後半には、片山元首相を抜く。 片山内閣というのは、終戦後の 日本社会党、民主党、国民協同党の連立内閣だという。 中身は違っても、 政党の名前が、現在の連立政権と、ほぼ同じなんだよなぁ。 …

水害との共存

人間が自然災害対策を行なう場合、 様々な様相を持っている自然から、 都合の良いものだけを抽出している。 原子核のような近代科学技術なら、 普遍的な議論が可能であるが、 たとえば、台風ともなれば、 時間や場所、さらには歴史、 人間同士の関わりを抜き…