2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧
やってるねぇ、近藤等則。
理解さえすれば、というカッコ付きだけれど、 技術的な取材は、比較的、やりやすいと思う。 それに対して、その人の人となりの取材となると、 当たり前だけれど、決まった定義がないので、 そのときのスケッチのような感じになってしまう。 そもそも、本人と…
戦後は、すごいインフレだった。 それだけは、知っている。 では、どの程度のインフレだったのか。 今月号の「文藝春秋」に、 「ついに国債破綻が始まった」という 刺激的なタイトルで、数字が示されている。 1945年に3.5%の物価指数が、 49年には…
オフセットというと、 僕などはオフセット印刷を思い出してしまうが、 辞書で調べてみると、「何かを減らすための支払い」「相殺する」 という意味もあるらしい。 直感的に分かると思うけれど、 カーボン・オフセットは、後者の意味合いだ。 先般、機会があ…
「クラウド ソーシング」(ジュフ・ハウ/中島由華訳)のクラウドは、 クラウド・コンピューティングの雲(cloud)という意味ではなく、 群衆(crowd)という意味だ。 群衆がインターネットにつながることで、 今まで専門家にしか出来なかったと思われていたこと…
めいっ子に、なじみのインド料理店に連れて行ってもらった。 店長の出身は、IT産業で有名なバンガロールから西700kmの街(udupi)である。 話をいろいろ、うかがうことが出来た。 チベットの亡命者が住むダラムサラは、北部だけでなく、南部にもあり、 (…
レイモンド・カーヴァーの短編や詩には、 リアリティがある。心理的なリアリティだ。 ストーリィは奇抜でも、 気持ちが変わる瞬間の描き方が卓越していると思う。 それに比べると、事実を告白していると言われている 自然主義文学や私小説は、どうもウソっぽ…
ノートパソコンのデータ通信は、もう使っていないので、 いぜんより、PHSから携帯に変えたいと思っていた。 しかしPHSは、 ナンバーポータビリティの対象外なので、 携帯のように他のキャリアに変えても、 番号は、そのままというわけにはいかない。 番号を…
5〜6年前は、ノートパソコンの通信といえば、PHSだった。 それが、数年前に3Gになり、ソフトバンク、ドコモ、 それにイーモバイルなど、どこのキャリアでもつなげるようになった。 他のキャリアの場合はどうか知らないが、 手持ちのPHSをノートパソコンに…
「インターネット新世紀」(村井純 著/岩波新書)は示唆に富んでいた。 とくに、「広告の変革」という章を興味深く読んだ。 ネット上で新しいサービスを始める。 ユーザーに受け入れられ、サービスの利用者が急増する。 そのことが、すでに広告的になってい…
もう、ずいぶん、むかしだが、 ジャパン・タイムズの販促をお手伝いしたことがある。 リーフレットと、タブロイド版チラシを作らせて頂いていた。 タブロイド版チラシとは、 新聞と同じ仕様をした折り込みチラシである。 本日は、新潟なり。 きょうの新潟日…
新潟市に大雪が降った。二十数年ぶりだそうである。 思えば、僕の小さい時は、すごく雪が積った。 雪が積らない近年からすれば信じられないが、 二階屋から外に出て、学校に行った記憶がある。 最初に雪を小さく握って、 後は足で圧力をかけて転がしながら雪…
羽生善治の「決断力」を再読。 将棋の話が中心だが、人生訓、ビジネス訓になる言葉も多い。 世の中のぼんやりした問いに対して、一般的な理屈よりも、 一流棋士、解剖学者(バカの壁)の視点の方が骨太に感じられる。 ベストセラーの秘密も、その辺にあるか…
文章を推敲すると、それだけ時間がかかる。 要は、文章を充実させようとすると、生産性が低くなる。 新聞や雑誌では、広告の媒体費が、それをカヴァーしてくれる。 編集者や書き手は、媒体費から贈与されることになる。 媒体費の裏付けは、何か? ふたつある…
身近に、サマセット・モームに感動した、 あるいは現在、感動しながら読んでいる人がいる。 一人は「人間の絆」を読了し、 もう一人は「月と六ペンス」を読んでいる。 現在、何か、ずっしりした長編を読みたい気持ちなのだが、 読了までに時間がかかるので、…
レイモンド・カーヴァーは、 かなりタフな時期を過ごしたと思う。 澱のように溜まった過去を 清算しようとする短編も多い。 「収集」という短編がある。 謎の人物が、主人公の家に入り込み、 部屋のチリやゴミを、一方的に「収集」していくストーリィだ。 散…
プライマリー・バランスとは、 その年の歳入と、(借金返済を除いた)歳出が バランスをとる状態のことを言うのだろう。 あいかわらず、 今までの国債発行による膨大な借金の元利と、 その金利の支払いは残るのだが、 とりあえず、財政悪化を緩やかにするこ…
基礎年金の国庫負担(税金)の引き上げが 1/3から1/2に引き上げられる、 と、自分で書いてみて、なんだけれど、 くわしいことは、ボクには、分からない。 関心があるのは、子供手当のことだ。 ちょっと遠回しになるが、触れておこう。 与謝野馨さんの近著に…
上野には、映画館が少ない。 でも以前は、上野の森の東側に、いくつも映画館があった。 現在、ここは、古本屋街になっていて、 地下に降りる入口には、ワゴンの上に古本が並べられている。 先日、通りすがりに、羽生善治の『決断力』を購入した。 一般的に、…