鳥巻メモ

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二重人格とドッペルゲンガー


河合隼雄さんの著書によると、
自己と、それを脅かすコンプレックスは、
陽と陰のようなもので、本来は共存しているのだが、


陰が陽を支配したり、その逆になったり、
人格が点滅するケースがあるという。
スティーブンソンの『ジキルとハイド』で知られる、
いわゆる二重人格である。


また2つが離れてしまい、
本人が本人に出会うこともあるという。


そう言えば、芥川龍之介の小説で、
劇場で、自分が自分に出会うというストーリィがあるそうだし、


村上春樹の初期三部作に出てくる「鼠」と「僕」や、
海辺のカフカ』のナカタさんと木村カフカの関係も、
そうだと思うのだが。。。


さて本日は、村上春樹の最新作『1Q84』の発売日なり。
タイトルからして、ナカサさんのような人物が登場するのかなぁ。
落ち着いたら読んでみよう。