鳥巻メモ

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高等遊民


漱石の「彼岸過迄」では、
松本という人が、自分のことを高等遊民だと言っている。


本書(新潮文庫版)には、この言葉の注意書きがあり、
「職業のために心を汚し、あくせくしない、
余裕のある時間を持つ人」という解説がなされている。


たとえば、「こころ」の先生、
「それから」の代助(だったかな?)は、高等遊民と言えるわなぁ。


そういやぁ、
村上春樹の小説に出てくる人たちも、高等遊民と言って良いのか?


ただ、漱石の小説のばあい、
高等遊民への問いのような読み方ができるが、


村上春樹の方は、それがフツーに書かれていたように思うが、、、。