長期移動時間を利用して
漱石先生の「こころ」を再読してみた。
この小説では、
いろいろな問いかけがなされている
ように思うのだが、
その中のひとつが、
「古い風習や先人の知恵通りに生きられず、
自分ひとりで、うんうんと寂しく生きることは、
命がけだぜ」という問いかけだと思う。
少なくとも、オレは、そう読んだわけだ。
さて、「こころ」の中では、
登場人物(先生)が次のようなことを言っている。
「(こころは)目的物がないから動くのです。
あれば落ち着けるだろうと思って動きたくなるのです」