鳥巻メモ

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メディアの2つの視点


『成功への熱い思いを君に』という
起業家たちの講演をまとめた本を読んでみた。


タイトルが示す通り、起業家たちの
思いを伝えることに主眼が置かれていると思うが、
参考にしたい視点がいくつかあった。


その中から、メディアに関する意見を、
2つほど抜粋しておく。


まずは、いままでテレビ局がやっていた編成を
視聴者がやるようになるという、以下のような意見。




どの番組をいつみるか、
編成という作業は今後みなさんがするようになる。


ユーザーが自分の編成権をもつようになってくることは、
メディアの歴史上における大きな変革だと思う。


宇野康秀USEN代表)


次に、既存の媒体価値がコンテンツで決まるのに対し、
インターネットでは、サービスやツールの価値が
重要視されているという意見。




googleもりっぱなメディア企業で
広告の収益はものすごく大きいのですが、
みてわかるようにコンテンツをつくっているのではありません。


従来のメディア企業ならありえないことです。
検索エンジンやメーリングリストなどを提供しており、
そういったツールやサービスを使うことが、
テレビでいう「視聴率」を集めるということです。


ここが非常に大きな違いです。ここが八割くらいで、
残り二割はテレビや雑誌、新聞と同じように自主的に
作ったコンテンツに集まるのです。


藤田晋サイバーエージェント代表)