幕末のインフレは、
どんな感じだったか。
それを示す
メルクマールが
『中央公論』の一月号で
紹介されている。
引用されているデータは、
江戸年間を通じて発表されていた
「百相場」である。
これは、文字通り、
その年その年で、百文出せば
何が、どのくらい買えたか
示されていたようで、
本稿に紹介されていた
データによると、
食うや食わずの
天保の大飢饉(天保七年)でさえ
百文で、四合買えた白米が、
幕末(慶応2年)には、
ハイパーインフレのため、
一合四勺の白米しか
買えなかったそうである。
百文のお金が、現在、
いくらに相当するか知らないけれど、
大飢饉と比べて、
1/3程度の米しか買えなかった
幕末って、とても生活がきつかった
んじゃないかなぁ。
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