プライマリー・バランスとは、
その年の歳入と、(借金返済を除いた)歳出が
バランスをとる状態のことを言うのだろう。
あいかわらず、
今までの国債発行による膨大な借金の元利と、
その金利の支払いは残るのだが、
とりあえず、財政悪化を緩やかにすることは出来るという。
また、こういう視点もあるようだ。
公的債務が積み上がった日本の場合、心配なのは長期金利だ。 財政再建への取り組み姿勢をきちんと発信し、市場を納得さ せないと(市場に)狙い撃ちされる。 |
さらに、
長期金利上昇の不確定要素としては、次のようなものも、あるらしい。
日本国内にある巨額の金融資産が国債を買っているのは事実 だが、「出口」の場面でも変わることなく買い続けてくれる とは限らない。海外の国債が高利回りにとなり、長金利に円 安が見込まれれば、資金は海外の国債に向かうだろう。つま り、海外の長期金利が上がるときに日本だけが超低金利でと どまる見込みは小さい。 |
*09年度のプライマリーバランスは、41兆円の赤字
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100205ATFS0501005022010.html