鳥巻メモ

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宣長の「かんがえる」


当ブログに、きのう貼付けた
小林秀雄の講演の内容は興味深い。


先ずはじめに、「質問すれば、
答えてくれると、思っちゃぁいかんよ」とおっしゃっているネ。


取材が仕事のひとつになっている当方としては、
このコトバは、じつに耳がイタイ。


つぎに、本居宣長について。


宣長は、「かんがえる」というコトバを、
「か」と「むかえる」に分け、


「か」は意味のないコトバ、
「むかえる」は「身」に「交わる」
という意味に、とらえたという。


考えることは、人を観察したり、
客観的にとらえたりするのではなく、


その人と、
「つきあう」「その人の身になってみる」という
意味合いがある、というわけサ。