その年さえ、
すでに思い出せないでいたのだが、
ネットで、チェックしてみると、
リーマン・ブラザーズは、
2008年9月15日に破綻したようである。
この経済事件を象徴して、
以後の経済危機は、リーマン・ショックと呼ばれている。
どのくらい経済が停滞したのか、
それを示す、面白い数字がある。
年間の二酸化炭素の減少率である。
環境省の示す資料によると、
それまで増加傾向にあった、我が国の排出量は、
リーマン・ブラザーズの破綻した2008年には、
前年比6.8%の減少に転じている。
(このへんは、
イキナリ言われても分からないと思うけれど)
京都議定書の基準年になっている
1990年の排出量と比べてみると、約2%増となる。
このことは、
京都議定書の約束を達成するには、
リーマン級の不況が、約束期間の5年間続けば、
ほぼ、おのずと達成できる、と言えるし、
逆に、
現在の状況のまま、二酸化炭素を減らそうとすると、
経済が相当停滞してしまう、とも言えそう。