おおげさだけれど、
大切だと思えることを、ぼんやり考えていた。
ちょっと、まとめておこう。
明治以降、日本は、西欧をお手本にして、
社会体制を整え、思想や技術も取り入れて来た。
良い面もあったが、悪い面もあった。
そのひとつは、エゴの発露だろう。
よく知られている所では、
漱石の後期の小説群が、それを主題としている。
では、エゴは、明治以前になかったのか?
ないわけが、ない。
たとえば、江戸時代の石田梅岩や二宮尊徳は、
(さすがに、エゴという言い方はなかったが)
そに種の対処法として、読むことが出来るし、
そもそも、両先達がお手本にした論語」や「孟子」、
それに「荀子」だって、筋違いではあるが、
そう読めないことも、ない。
要は、明治以降は、
エゴが複雑になり、鋭角になったのだと思うんなぁ。。。