日本経済の需給ギャップに対し、
需要を増やすべきか、供給を減らすべきか。
野口悠紀雄先生の近著では、後者が指示されている。
政府は、その対策として、設備廃棄の支援をすべきだし、
企業にとっては、設備廃棄に伴う損失が発生する可能性が高いが、
長期にわたる赤字を一気に解消させる方法と割り切った方が良いと、
おっしゃっている。
ちなみに、リーマンショック後、
震源地のアメリカより日本の方が景気の回復が遅れている。
それは、日本の産業構造が製造業に依っているからである。
製造業は、金融業や情報産業と違い、
設備を多く持っており、破棄が難しいから。