2010-05-19 椋鳥主義 森鴎外先生の随筆に、椋鳥(むくどり)主義というのがある。 まったく新しいものが出てきたとき、 要領よく理解するよりも、椋鳥のようにボーとしている方が良い、 というものだ(器の中に、ぎゅうぎゅうと詰め込まないように) 新しいものと言っても、 広い意味の全体からすれば、ほんの一部だし、 新しいものは、人の頭から出た以上、 自分にも、その萌芽があるからだ。たしか、そう書かれていた思う。