行政刷新会議の「業務仕分け」の様子を、
ネットでチラチラ見ている。
それぞれの業種に身近なことになると、
思いは複雑ではないか。
偶然だろうか、行政の広告や広報に関しての
議論の場面に当たった。
仕分け人は、省庁の担当者に、
広告・広報の費用対効果について意見を迫っていた。
じつを言うと、広告や広報のライティングに
たずさわってきた立場から言うと、
媒体の向こう側の人が読んでいる、という実感はない。
読んでいると思うよ。これが、精一杯の言い方である。
マーケティング的に言えば、たとえば、
新聞広告をどのくらいの人が読んだか、推計する手法はあるようだが、
行動に至るまでは、よく分からないそうだ。
(こちらは、購買行動の例だが、商品が売れたかどうかは、
販売チャネルや、販売員のモティベーションなど、
さまざまな要因がからみあっている)
で、省庁の担当者は何と言っていたか、
というと、やはり、クリアに言えていなかった。
けっきょく、その議案は、「廃止」に。
ある意味、仕分け人にとって、
官庁の広告や広報は、やり玉になりやすいテーマだよなぁ。。。