鈴木大拙のコトバ




人生の根本的問題は、
主客を分かつものであってはならぬ。


問いは知性的に起こされるのであるが、
答えは体験的でなくてはならぬ。


知性の性質として、
知性上、たとえ知性の解決が得られたとしえも、
それはいつもの知性の上に留まり、
おのれ自身の存在を揺り動かすものとはなり得ない。


知性はただ周囲を空回りし、
かつつねに、二者対立の形で物事を取り上げる。


ある意味では、実在に関する問いは、
問われる以前にすでに答えられるとも言える。


しかし、このことは、知性の次元では理解されないだろう。
それは知性を超えたところの消息だからである。




人間尊重は、実際、人間自重から始まるのです。
人は自重することから、人間尊重になるのです。
人間尊重、人間尊重というのは、なにも、
むやみに他を尊重するのではなくて、
自分が自らを重んじることから
進み出さなけりゃならぬと、
こういうように自分は考えますね。
だからして、そのものが、そのもの自身を重んずる。
すなわち、自由性、自主性、
創造性を発揮しえいくように
手始めなくてはならぬ。