コンプライアンス


コンプライアンスという言葉は、
工学にも使われるそうだ。


たとえば、金型を使ってプレスする場合、
素材が金型の形に素直に変形する度合いを、
コンプライアンスという。


コンプライアンスが大きいというのは、
小さな力で大きく変化する状態を示す。


日本では、
コンプライアンスは法令遵守と訳され、
法律に準ずるという意味合いがあるが、
これには違和感がある。


工学の例を援用すれば、
社会が何を求めているかをきちんと見極め、
それに順応しながら順応していくことが
コンプライアンスの目的となる。


(「回復力」/畑村洋太郎をリライトする)