2011-01-07 子路第十三(3)より抜粋 子曰く、必ずや名を正しうせん。 子路曰く、これあるかな子の迂なるや。 奚ぞそれ正しうせん。 子曰く、野なるかな由や。 君子はその知らざる所において、 蓋し闕如する。 名正しからざれば、即ち言、順ならず。 言、順ならざれば、即ち事成らず。 事成ならぜば、即ち礼楽興らず。 礼楽興らざれば、即ち刑罰中らず。 刑罰中ざれば、即ち、手足を措く所なし。 故に君子はこれに名づくること必ず言うべきなり。 「論語講義(五)」渋沢栄一より