ポーツマスとWiKi Leaks


「ポーツマスの旗」を読了。


日露戦争の講和周辺を描いている当小説を読んでいるあいだ、
交渉の頭になっているような、良い読書体験であった。


こちらは、作者の好みなのか、
外国に発信する機密文書の暗号化が、綿密に描かれている。


ZDNet UKのアンケートを見ると、Wiki Leasksに対して、
各国の人たちは、おおむね肯定的のようである。
http://japan.cnet.com/news/society/20424366/


少なくとも、日露戦争前後には、
各国政府の関係者にしか知り得なかったような機密文書の一部が、
ネットで閲覧できる。そういう時代になりつつあるわけだ。