たとえば、100円の商品を買うとき、
100円を支払うと、おつりは来ない。
けれど、1か月後、物価が下がり、商品が90円になれば、
とっておいた100円で、10円のお釣りが来る。
となると、とりあえず、
お金をキープしていた方が、得する感じがする。
逆に、1か月後、商品が110円になったときは、
10円、余計に出さなければならない。
だったら、現在、商品を買っておいた方が、得だ。
ここから、抽象的なハナシになるけれど、
100円は100円とみるのが「名目」、
物価の上下を勘案するのが「実質」ということになるんだろう、たぶん。
そう思うと、「名目成長率/実質成長率」「名目賃金/実質賃金」、
「名目金利/実質金利」などが分かる感じ。複雑なのは、理解不能。