「明日の広告」


広告の主役は、
企業から、消費者に移っている。


必然的に、媒体の勢力も弱まり、
それに変わるものとして、
コンタクトポイントという概念が注目されているようだ。


コンタクトポイントとは、タッチポイントとも呼ばれ、
消費者に接触できる、あらゆる接点のことである。


テレビ、新聞、雑誌、パンフレットをはじめ、
ブログ、SNS、口コミ、屋外(街)など、多岐にわたる。


その際に大切なことは、
消費者本位のコミュニケーション・デザインや、
最初からメディアを決めつけないメディア・ニュートラルである。
(どうしても、広告の説明は、カタカナが多くなってしまうのだ)


以上、「明日の広告」(佐藤尚之)をまとめたもの。


「広告会社は変われるか」(藤原治)の
「ボトムネックは媒体から消費者に移る」という主旨は、
 得るものが大きく、


本書は、
そこから一歩、考えを進めさせてくれる良書だと思う。