意識


耳をふさぐと、音が聴こえなくなる。
けれど、眠っていても、音は聴こえない。


そう思うと、聴く、視る、味わうためには、
耳、鼻、舌さえあれば良いのではなく、
意識が伴わなければ、ならない。


上記の例は、ボクが勝手に考えた拙例だけれど、
五感を感じるには、器官と意識が必要だという説は、
漱石先生が演説の中で、ちゃーんと、語っていらっしゃる。


意識と意識をつなぐものは、記憶である(ベルクソン説?)。
意識があるから、時間や空間があるのであって、客観的な両者は存在しない。
同演説で、そうも、おっしゃているだなぁ。
(「文藝の哲学的基礎」)