戦後のインフレ


戦後は、すごいインフレだった。
それだけは、知っている。


では、どの程度のインフレだったのか。


今月号の「文藝春秋」に、
「ついに国債破綻が始まった」という
刺激的なタイトルで、数字が示されている。


1945年に3.5%の物価指数が、
49年には208.8%になったという。


つまり4年間で、
物価が60倍に跳ね上がった。


象徴的に言えば、
マクドナルドのホットコーヒーが、
7200円になるわけだから、
ちょっと、というか、だいぶゾッとする話である。


その原因について以下のように述べられている。


終戦直後の1947年、戦後復興のため、政府は
「傾斜生産方式」と呼ばれる国策を実施した。
復興金融公庫が復金債を発行し、それを日銀に
引き受けさせて調達した資金を石炭・鉄鋼産業に
重点的に融資した。これは通貨の増発と変わらな
いから、猛烈なインフレが生じた。

ということは、
お金より、石炭や鉄鋼の株を持っていた方が、
有利だったのかなぁ、と直感的に思うけれど、

まぁ、お金をことは苦手なので、よー分からんワ。