「クラウド ソーシング」
「クラウド ソーシング」(ジュフ・ハウ/中島由華訳)のクラウドは、
クラウド・コンピューティングの雲(cloud)という意味ではなく、
群衆(crowd)という意味だ。
群衆がインターネットにつながることで、
今まで専門家にしか出来なかったと思われていたことが、
出来てしまうというハナシ。
百科事典に対する、ウィキペディアは代表的な例だ。
地球外文明の存在を確かめるために、
宇宙から傍受した電波を、世界中の関心のある人たちでチェックする
「SETI」プロジェクトも一例だ。
http://d.hatena.ne.jp/torimaki/20091128
また、本書ではじめて知ったのだが、
アイストックフォトというのがある。
以前なら、雑誌やパンフレットに写真を載せるとき、
いわゆる貸しポジ屋さんにストックされているプロの写真家の写真を
借りていた。
アイストックフォトは、
プロもアマチュアに関係なく、ここのウェッブサイトに
世界中から写真がアップロードされている。
使いたい人は、
その中からお気に入りの写真をダウンロードできる。
写真が使用されたときには、写真の提供者に20%のロイヤリティが入るという。