デフレというのは、実感として分かるが、
ハイパーインフレというのを、経験したことがない。


小説で、その描写を読んだくらいだ。


記憶をたどってみると、「小説日本銀行」(城山三郎)には、
列車に、紙くず同然のお金を米俵に入れて、送るシーンがあったと思うし、


深沢七郎の小説では、住宅1つ買えたお金が、戦後のインフレで、
米数俵しか買えなくなってしまった話がある。


ま、こちらは小説で、とくに深沢七郎の場合、小説の良さは別にして、
(キャラクター的に決めつけて申し訳ないが)経済的な裏付けは、怪しい。


財務・金融・経済財政を兼務された与謝野馨氏の新著には、こう書かれている。


(国債の増発に頼ることで)「物価は目に見えて上がり、インフレが起きると、
汗水流して、知恵を絞って一生懸命に働いて、一生かかって貯金してきた人々
の金融資産を一気に目減りさせてしまうひどい話なのである。」
(「民主党が日本経済を破戒する」152頁)