使用価値


通販生活」を愛読している。代表の斉藤駿さんは、
ルームランナーの火付け役であり、記事広告を考え出した方だという。
著書「なぜ通販を買うのですか」の中では、商品に関して、
こんなことを、おっしゃっている。使用価値とは、興味深い考え方だね。
本書から引用させていだだこう。


逆説的に聞こえるかも知れないが、街の売り場の欠点は、
商品の現物が陳列されてしまうところにあった。現物が
おのれの使用価値を卑小化して表現してしまうところが
あった。たとえばデパートの料理器具売り場を覗いてご
らんよ。ステンレスやホーローの冷たい白っぽいかたま
りが陳列されているだけの寒々とした光景。一つ一つの
料理器具がつくり出す料理のおいしさ、さまざまな料理
が作り出すアツアツの湯気、色合い、匂いまで陳列でき
ないのだ。使用価値が反映される生理的欲望を刺激され
ないかぎり、消費者はその商品を理解できないのにね。
小売り側、消費者側から見るとき、商品の現物は決して
商品の完成形ではないのだ。現物からは見えてこない使
用価値を付加して、初めて完成形になるのだ。