鳥巻メモ

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「カラ兄」


ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を読んだのは、
ずいぶん前のことである。


詳しい内容は忘れてしまったが、本来、運命や社会が分担することを
個人で全部背負い込んでしまい、そして追いつめられてしまう、、、
そのような読後感は覚えている。


同小説の新訳が、純文学で異例の100万部のセールスになったのは、
どこかしら、現在の日本の状況を連想させるからかもねぇ。


突然だが、「荀子」には、人間は一人ひとりでは、禽獣より弱く、
それを防ぐためには、礼や社会法規が大切である、と書かれていたと思う。