かつて写植文字というものがあった。
いまでは信じられないが、
ライターが書いた原稿を、デザイナーが文字の大きさや行間を指定し、
写植屋のオッサン、いや失礼、写植オペレータが文字を打っていたんだ。
その後、ライターが、ワープロで書いた原稿をユーティリテイーを使い、
MS-DOSの環境に変換し、Macを使う人、すなわちデザイナーに
データをフロッピーで渡していた。
受け取ったデザイナーは、MacのPC Exchangeという機能を使って、
同機上で使えるデータに変換していたと思う。
で、さらに、しつこく言えば、
ワープロ通信でデザイナーに文章を送っていた時期も、わずかながらあった。
ワープロにモデムを付け、電話回線で文字が送れた時は、感動したよなぁ。
記憶に間違いがなければ、一行ずつ、ドッ、ドッ、ドッという感じで送られていったように思う。
(つづく)