ポニョと深沢作品

崖の上のポニョ」では、
津波といっしにポニョがやってくる場面が印象に残った。


波の動きも面白かったし、
大波の上で笑いながら走っているポニョを見ていて、
なぜか深沢七郎を思い出した。


深沢七郎は、もう忘れられてしまった感もあるが、
個人的に好きなこともあり、もっと読まれれば良いと思っている。


例えば、「笛吹川」では、
(とくに、そういった描写が好きというわけではないが)
登場人物は次々と死んでいく。
こんなに人が死ぬ小説は、そうお目にかかれないだろう。
それも、死んでいく人の変化や特徴が、虫や魚や草を見る
ように淡々と描かれている。


それが、ポニョの波乗りの場面と、どう結び付くのか、、、
いつか、うまく説明が、ひらめいたらねぇ。