「蟹」

「蟹工船」を再読してみた。
面白い小説だとは思わなかった。


とくに最初の方は読みにくいので、
途中で投げ出す人も少なくないのではないか。


あまり本を読まないことは、
特段、悪いことだとは思わない。


ただ、ふだん、本を読む習慣のない人が、
最後まで読み通すには、やはり、きつい一冊なのではないか。


「蟹」は、不安定な働き方をしている
20代の人に売れているというが、
これは、カムチャッカ領域での過酷な蟹採りと、
現在の彼らの働き方が図式的に似ていることを、
出版社あるいはマスコミが宣伝し、


そのことが倍音のように伝わり、
彼らを購買に走らせたのかも知れない。


彼らが実際にこの本を手にしたことと、
多くの人が読み切ったか否かは、重ならないような気がする。


(本人が実際に読むより、マスコミの影響の方が大きいという、、、)