三四郎池


気になるけれど、めんどうで、
調べないことがらは、誰にでもあると思う。


僕にも、ある。いくつもね。
そのひとつが、上屋敷と下屋敷の違いだ。


で、先日、パソコンを開いていたとき、
思い立って、グーグルで検索してみた。


どうやら、こういうことらしい。


上屋敷は、江戸城に近い大名屋敷。
下屋敷は、逆に、江戸城から遠い大名屋敷。


ちなみに、中間に位置するものは、
中屋敷と呼ばれていたそうだ。


参考までに言うと、江戸時代、
石高がいちばん大きかった加賀前田家の場合、


上屋敷は現在の文京区の本郷に、中屋敷は同区の駒込に、
下屋敷は板橋区平尾にあったらしい。


(以上『歴史研究所日本史レポート』を参照)


ところで、加賀の上屋敷のなごりを、当地で、見ることができる。
育徳園心字池である。心字池というと、なじみがないかも知れないが、
通称・三四郎池のことである。漱石の『三四郎』にちなんで、
その名がつけられた。


三四郎が、はじめてミネ子を見かけた場所が、この池だよねー。



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