ボンクラーズが、
米長永世名人に勝ったそうだ。
ボンクラーズというのは、
江戸時代以降の将棋の名勝負を解析し、
最善手を打つコンピュータらしい。
コンピュータにより、
ある対象への違うアプローチが可能になるわけだ
吉田茂の側近として、GHQとタフな交渉を行った白洲次郎は、
その後、東北電力の会長に就いている。
「プリンシプルのない日本」(新潮社)には、
当時の週刊誌、月刊誌に載せられていた白洲のエッセイが
編まれている。
その中に電力会社について語った一文がある。
白洲は、電気事業には二つの面があるという。
大口需要家は営利事業で、家庭用電気は公共事業である。
大口需要家に対しては、取引と割り切ればよい。
そして、電気料金が高止まるようなら、
需要者の判断で、自家発電に切り替えればよい。
一方、家庭用の電気料金の値上げに関しては、
電気会社は出来るところまで無駄を排して、
一般の消費者が納得するまでやらなければならない。
納得させる義務がある。
ホリエモンの「徹底抗戦」を読んだ。
検察のストーリィ通りに世論、
さらには裁判まで進んで行く。恐ろしいことである。
著者は、自分に後ろめたさがないこと、
検察の主張に筋が通っていないことから、
罪を認めず、有罪になってしまった。
認めてしまえば、
執行猶予付きで収監されなかっただろうに。
デモサ、
検察と徹底抗戦したことで、
出所後の身の振り方も、おのずと違うだろうし、
今後、起業する元気な若者たちにとっても、
少なからず、勇気を与えただろうよ。
ちなみに、保釈金とは、
アパートを借りる際の敷金のようなもので
逃亡や罪証隠微など、
保釈条件に違反しなければ返済されるらしい。